
私は、株勉強.com著の「NISAで始める株式投資」を読みました。
この本の著者が最も主張したいことは、株式投資にはリスクがあるが、スイングトレードによって安定した利益を得られる可能性がある、ということです。
スイングトレードは、ほかの投資手法と比較して以下の点で優位性があり、売買をある程度自動化しやすく本業と両立しやすい点、数日から数週間で結果が出るため軌道修正をしやすい点、自分に合った動きをする銘柄を選べる点、以上の3点が良い点です。
スイングトレードで重要なテクニカル分析の勉強や、売買ルールの作成には、株勉強.comの投資スクールが良いそうです。
要点を7つ以内にまとめまると以下のようになりました。
1. NISAという少額投資非課税制度が存在する
2. 株式投資にはリスクがある
3. 本書ではスイングトレードを勧める
4. スイングトレードでは、テクニカル分析や売買ルール、メンタルコントロールが重要
5. テクニカル分析や売買ルールについては株勉強.comを勧める
この書から自分に活かせる気づきは、株式投資は金銭的余裕が大きくなるまでしないという判断を忘れないようにしなければならないということです。
本書では、株式投資の損失を発生させるリスクについて、過去の暴落や大企業の倒産の事例を紹介する等して強調されていました。これらのリスクに対し、今の私はリスクを取らないほうが良いという判断をしても、金銭的に困窮した時も(本書において金銭的な余裕がないときの投資は非推奨であるにも関わらず)同じ判断を下せるとは限らないのです。
日本国民の金銭的負担は今後、さらに大きくなると考えられている。しかし本書で勧められているスイングトレード(以下ST)はこれに対し有効な対症療法であると考えられる。その理由を企業、家計、政府の3つの経済主体から述べる。企業はSTが浸透し株式市場により多くの資金が流入することにより、株式市場における資金調達が容易になると考えられる。家計はSTにより利益を得ることができ、また企業の成長により賃金が増加すると考えられる。政府はSTによって利益を得た家計と資金調達の成功により利益を拡大した企業からより多くの税金を得ることができる。以上のことから、STを通じて日本国民の金銭的負担を減らせる可能性があると考えられる。