救急車による患者のたらい回し問題を防ぐには

救急車を呼んだものの受け入れ先病院が見つからず患者がたらい回しにされることが近年問題となっています。その被害の背景には慢性的なベッド満床という問題があります。救急車が搬送先に選ぶ病院は予め決まっており、十分な設備がありますが、ベッドに空きがないため患者を受け入れたくても受け入れられないのです。この問題は深刻かつ重要です。私たちはいつ事故に遭うか、いつ発作を起こすかわかりません。そんな時に救急車を呼んで、乗ることができても、病院に受け入れてもらえないのでは助かるはずの命も助かりません。ベッド満床を解決するにはベッドを増床すればいいかもしれませんが、予算面から現実的ではありません。ベッドの、回転率を上げるしかないのです。救急患者を受け入れるベッドは処置後急性期を過ぎた患者も使っています。救急患者を受け入れられる高度な病院でなくてもいいのに、そこに収容されているのです。そこで、処置後の急性期を過ぎた患者を地域の病院に転院させ、救急患者のためのベッドに空きをつくることが必要だと考えます。そうすることで、救急車は指定の病院に患者を搬送することが可能になります。救急医療は私たちの命に関わる重要な問題です。たらい回しによる死者を出してはいけません。

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