投資観点から見たアベノミクス

先日、安倍総理の第一次内閣を含めた通算在任日数が、戦後歴代4位の中曽根康弘氏を抜き、歴代4位となった。第二次安倍総理内閣までは総理大臣が変わるだけでなく、与野党が逆転する政権交替が起こるなど落ち着かない政治が続いていたが、安倍総理が再び就任してからは安穏な政治が続いていると言える。ではなぜ安倍政権が長く続いているのか。もちろんこれには多くの見解があると見受けられるが、その大きな要因の1つに、国民にわかり易い政策を次々に発表していることが挙げられるのではないのだろうか。例示すると、アベノミクスがそれを最も顕著に表している。アベノミクスとは安倍政権が掲げる経済政策を総称したものであるが、親しみやすい名称で覚えやすいことに加え、実際に日経株価が上がるなどの成果がでている。
このように安泰である安倍政権だが、もちろん安泰だからと言って、停滞している訳ではない。経済面ではそれが特に顕著に表れている。三本の矢と3つの経済政策を打ち出した内閣だが、これを実現するために日々現状にある問題を打開する解決策を模索しているのである。
それは投資に関しても言える。貯蓄思考型の日本人になんとか投資をさせようと、アベノミクスを通じて行って来た安倍政権であったが、実際に投資人口が増えたのは60代以降の高齢者であった。労働環境にある若者は投資をせずに貯蓄をしているのである。これには年金の問題や、今後の日本の将来が不透明であることなどの原因が推測できる。しかし、これでは経済に金が回らなくなりデフレスパイラルとなってしまう。
こういったことを受けてか、政府は積み立て型のNISAを検討している。今月の6日には、投資上限を40万円とし、非課税期間を20年とする方針で最終調整をするという話があった。従来のNISAがスイングトレード、長期投資させることを狙いとしているのであれば、今回検討されているNISAでは、長期投資に的を絞っているのだ。この政策について私なりに考察すると、これは投資リスクをより減らし、投資人口を増やそうとしているものであると考える。20年という非課税の長い年月があるので、倒産をするという流動性リスク以外のリスクがかなりの割合で軽減されるのである。投資することに対するハードルの低下により、投資をするというよりは、貯蓄をするという感覚で投資をできるのではないのだろうか。
この政策はアベノミクスの1ピースに過ぎないが、その1つ1つが今日本の置かれている現状を理解し、ソリューションを導き出したものである。最近頻繁に耳にするカジノ法案に関しても、「投資・雇用効果」と主張する安倍総理を私は支持し続ける。

あおば大学生

投稿者プロフィール

慶應義塾大学
理工学部
電子工学科
学部4年
神奈川県横浜市

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